安全に製品を使用する上で、ACモータの寿命を把握しておくことは非常に大切です。このページでは、ACモータの寿命について解説します。ACモータの寿命に関わる部品についても詳しく説明しています。
ACモータの寿命には、軸受寿命が大きく影響しています。軸受寿命は、グリース寿命と機械的寿命の2種類で表すことができます。
グリース寿命は、グリースが熱によって劣化することが原因です。モータでは多くの場合、機械的寿命よりもグリース寿命の影響の方が大きいと考えられています。グリース寿命は、軸受の温度が高いほど寿命が減り、温度を低くすると寿命は長くなります。
モータの寿命は、使用環境や負荷などによっても変化するものです。
ギアヘッドの寿命は、軸受の機械的寿命で考えられます。ギアヘッドは、モータを動かす際に負荷がかかる部品です。負荷によって摩耗しやすく、劣化を早めてしまいます。摩耗を抑えるために使用されているのがグリースですが、グリースが熱で劣化すると滑りをよくする役割を果たせなくなり、ギアヘッドの劣化を促してしまうのです。
電子部品の劣化も寿命に大きくかかわります。とくに、大きく電気を蓄えて放出する作業を繰り返す電解コンデンサにかかる負担は大きく、温度が上がると劣化し、寿命が短くなってしまいます。グリースも電子部品も高い温度に影響を受けることから、温度上昇を抑えることが重要と言えるでしょう。
電磁ブレーキ付きモータの寿命は、軸受グリース寿命と電磁ブレーキ寿命の二つに考慮しなければなりません。電磁ブレーキ付きモータの寿命を長くするためには、ブレーキパックを使用することです。電磁ブレーキが破損すると、モータごと交換する必要があります。電磁ブレーキ部分だけの交換はできません。